世界における日本の英語教育
先進国の中で日本の英語力は低いと言われており、学校での英語教育に疑問符を投げかけている人も少なくありません。
参照:「2019 Report on Test Takers Worldwide : TOEIC(R) Listening & Reading Test」
SD=標準偏差
上の表は2019年度のTOEICの国別平均スコアです。49の国や地域の中で日本は43番目の点数です。
国際化社会の中で仕事など外資系企業と関わることや、インバウンドで外国人の来日は今後も多くなるでしょう。
将来を見据えて英語教育をすることは必須と言ってもいいでしょう。
政府・文部科学省の方針
1.幼少 期習得は抵抗がない
一定の年齢までの間でしか言語をスムーズに習得できないという臨界期仮説という説があります。
多くの人は幼少期の間に母国語を習得できます。他の言語についても、母国語と同じように幼少期に習得しやすいです。
言語を円滑に学ぶ力は幼少期にしか存在せず、成人すると失われてしまうと、となえる人もいます。
2.学習時間の確保
ドイツ語やフランス語など欧米系の言語は英語と似ており、それらを母国語とする国は英語が習得しやすいと言われています。
一方で、中国語や朝鮮語、アラビア語、日本語といった英語とは全く異なる母国語を持つ人の英語の習得にはかなりの時間がかかるとされています。
前者の欧米系に比べて、後者の全く違う母国語の人の英語習得の時間は6倍かかるといわれています。
幼少期に英語が完璧に習得できてなくとも、基礎ができた状態で小学生からの英語学習を受けることでお子さんの習得が早くなるでしょう。